JUN-AI 〜身がわりラバーズ〜

とたん響が、ふはっと柔らかに笑った。


「…なに?」


「やっ…
普段とのギャップで、憧子さんが可愛いっ」


「っ……」


そんな事を言わないでほしい…

照れくさくて、どう反応していいか戸惑ってしまう。



「憧子さんは、どのデザインが好きっ?」

だけど明るく切り替えられる。


「えっ、私は…

…っ、これかな」


「わ、それっ、あの夕陽海岸みたいだねっ」


「響もそう思った?」


その毛糸は波のようにうねった素材で。
その毛色は、内側に干潟のような焦茶を覗かせた、ロゼカラーとワインレッドの3色で織り成されてた。



「響はどれが好き?」


「んー、俺は…」

そんなふうに、普通の恋人のような時間を過ごして…


インテリアに触発された私たちは、外国発祥の家具量販店に向かった。




そこで、断ったのに…
「要らなくなったら俺が使うから」と押し切られ、私用の収納チェストを買ってもらう事になった。


そして響がそれを取りに行ってる間。

私はキッチンコーナーを見て来ると告げて、必要な小物を買いに行った。