結局、その日は授業も身に入らなくて。
「はぁ………」
夜、帰宅した私はベットに寝っ転がり
携帯を弄っていた。
あの後も何度か転びそうになんだよね。
……どうしたんだろうな、私の足。
じっとしていられなくて、携帯を放り投げ、鏡に立ってみた。
「わ………また細くなってる」
銀色に鈍く光る鏡が写した私の姿。
気のせいか昨日より細くなってる気がする……。
「おーい左足…。ちゃんと言う事聞いて…?」
何やってんだろうか、私は。
お母さんに話してみようかな……
そう一瞬思ったけど。
……ダメ。
ただ疲れてるだけだと思うし、
お母さんを心配させたくない。
美奈の事で、精一杯なお母さんにさらに負担をかけるような事、したくない。
きっとしばらくすれば治るよね。
ブーッブーッ
ふと、ベットの上にある携帯が震えた。
恐らく電話が来たのかな。
普段はマナーモードにしてるから
わかりにくいな……
鏡から離れ携帯に手を伸ばす。
ディスプレイに表示された名前は
『加奈』
プッ
「もしもし、梨花?」
通話ボタンを押すなり、加奈の声。
「いいよー?どしたの?」
「ううん、大した事じゃなくて。
最近家の雰囲気悪くてさ、梨花と話して気晴らししようと思ったの」
そっか…
加奈の家は夫婦ゲンカが絶えないらしい
。
大変なんだな……
「全然良いよ。大好きな加奈の為だもんっ!」
「何それ!やめてよね〜恥ずかしい!」
「やーだ!加奈大好きぃ!」
なんてふざけあって。
不思議と加奈と話したことで
少し安心できた。
「はぁ………」
夜、帰宅した私はベットに寝っ転がり
携帯を弄っていた。
あの後も何度か転びそうになんだよね。
……どうしたんだろうな、私の足。
じっとしていられなくて、携帯を放り投げ、鏡に立ってみた。
「わ………また細くなってる」
銀色に鈍く光る鏡が写した私の姿。
気のせいか昨日より細くなってる気がする……。
「おーい左足…。ちゃんと言う事聞いて…?」
何やってんだろうか、私は。
お母さんに話してみようかな……
そう一瞬思ったけど。
……ダメ。
ただ疲れてるだけだと思うし、
お母さんを心配させたくない。
美奈の事で、精一杯なお母さんにさらに負担をかけるような事、したくない。
きっとしばらくすれば治るよね。
ブーッブーッ
ふと、ベットの上にある携帯が震えた。
恐らく電話が来たのかな。
普段はマナーモードにしてるから
わかりにくいな……
鏡から離れ携帯に手を伸ばす。
ディスプレイに表示された名前は
『加奈』
プッ
「もしもし、梨花?」
通話ボタンを押すなり、加奈の声。
「いいよー?どしたの?」
「ううん、大した事じゃなくて。
最近家の雰囲気悪くてさ、梨花と話して気晴らししようと思ったの」
そっか…
加奈の家は夫婦ゲンカが絶えないらしい
。
大変なんだな……
「全然良いよ。大好きな加奈の為だもんっ!」
「何それ!やめてよね〜恥ずかしい!」
「やーだ!加奈大好きぃ!」
なんてふざけあって。
不思議と加奈と話したことで
少し安心できた。

