「りーかっ!」
七月の、始め。
一段と太陽が照りつけ、
気温が上がるこの頃。
今年高校生になった私、
新崎梨花(にいざき りか)
は教室の机に突っ伏していた。
そんな私に声をかけたのは、
中学からの親友の、
三原加奈(みはら かな)
「加奈ぁ…。」
「梨花!帰るぞ!」
加奈は、私のお姉さんのような存在だ。
私の為に色々と世話を焼いてくれる、
大好きな友達。
「春樹君も、待ってるから早く!」
「ふぁいっ!」
教室からスタスタと出て行ってしまった
加奈を追って、階段を降りる。
ハルくんも待ってるんだったら、
急がないと!
ハルくんこと
松本春樹(まつもと はるき)
君は、私の彼氏。
優しくて、でもちょっと意地悪で。
スポーツが得意だけど、頭がちょっと、ね。
でも、私を大切にしてくれる、
1番の彼氏です。
「遅いぞ〜加奈、梨花!」
「ごめんって!梨花がグダグダしてるんだもん!」
「ハルくんっ!」
昇降口に着くなり
待ってくれていたハルくんにぎゅーっと
抱きつく。
「はいはい。」
優しく笑いながら頭を撫でてくれるハルくん。
その横で
「ホント梨花は春樹君大好きだね〜」
と、笑いながら茶化す加奈。
大好きな、ハルくんと加奈。
こんな毎日が、ずっと続けばいいのにってくらい、私は幸せ。
笑いながら3人で帰る私達。
私はこの時知らなかったんだ。
幸せは、すぐに崩れ去っていくって事を……。
七月の、始め。
一段と太陽が照りつけ、
気温が上がるこの頃。
今年高校生になった私、
新崎梨花(にいざき りか)
は教室の机に突っ伏していた。
そんな私に声をかけたのは、
中学からの親友の、
三原加奈(みはら かな)
「加奈ぁ…。」
「梨花!帰るぞ!」
加奈は、私のお姉さんのような存在だ。
私の為に色々と世話を焼いてくれる、
大好きな友達。
「春樹君も、待ってるから早く!」
「ふぁいっ!」
教室からスタスタと出て行ってしまった
加奈を追って、階段を降りる。
ハルくんも待ってるんだったら、
急がないと!
ハルくんこと
松本春樹(まつもと はるき)
君は、私の彼氏。
優しくて、でもちょっと意地悪で。
スポーツが得意だけど、頭がちょっと、ね。
でも、私を大切にしてくれる、
1番の彼氏です。
「遅いぞ〜加奈、梨花!」
「ごめんって!梨花がグダグダしてるんだもん!」
「ハルくんっ!」
昇降口に着くなり
待ってくれていたハルくんにぎゅーっと
抱きつく。
「はいはい。」
優しく笑いながら頭を撫でてくれるハルくん。
その横で
「ホント梨花は春樹君大好きだね〜」
と、笑いながら茶化す加奈。
大好きな、ハルくんと加奈。
こんな毎日が、ずっと続けばいいのにってくらい、私は幸せ。
笑いながら3人で帰る私達。
私はこの時知らなかったんだ。
幸せは、すぐに崩れ去っていくって事を……。

