僕は桜の木

でもね。

夏が終わって、風が少し冷たくなった頃、君は涙を流しながら僕のところにやって来た。

「彼とお別れしたんだ。君はいつでも私の味方でいてくれる?」

震えながら僕に問う君の頬はやっぱりピンク色をしていたよ。

いつもよりも少し青の混ざったピンク色。

「僕はいつでも君の味方だよ。」

君にそう伝えて、震える君を包み込みたかったけど、僕にはやっぱりそれが出来なかったんだ。

ごめんね。