有明が綺麗な手でギュッと自分のシャツを掴んできたのでびっくりした
有明は人に弱っているところを見せたくない奴だと思っていたから
『凪原君に怪我がなくて良かった…』
そう言って俺のシャツから顔を離した有明は、泣きながら笑っていた
それがひどく、美しかった
有明の初めての表情とその綺麗さに戸惑い胸が大きく脈打つ
女子なんてみんな同じだと思っていた
宮田達のように生まれもった綺麗さにあぐらをかいて、男に媚を売り、金と地位に目をくらませる
有明は、3人とは決定的に違っていた
有明は本当に、綺麗だ
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