【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。






えーっと、お金お金...



ガサゴソと、スカートのポケットを右手でまさぐるけど

...ない。



そういえば、スマホ以外全部学校に置いてきちゃったんだ。




零さんへの気持ちを紛らわせようと、飲もうとしたジュースが目の前にあるのに買えない。


どこまでもカッコつかない私が、ため息を吐いて、零さんのいる場所に戻ろうとしたとき




「おっ!!そこのお嬢さん可愛いね!!」


「なんでこんな時間に海にいるのかな〜?」



いかにもナンパ!って雰囲気丸出しのサングラスを掛けた2人組が私に話しかけてきた。




「えっ、あの...?」


「もしかして学校サボっちゃってるのー?真面目そうに見えて意外とやるねー!!」


「しかも1人で海とか、たそがれちゃってた感じかなー?」


「...」



なんかすっごくめんどくさそうな人達に絡まれちゃった...



こういうのは無視が一番だと思ってたのに


無視したら、肩をガシッと掴まれた。




「ちょっ!可愛い顔して無視しないでよ〜」


「そーだよ!1人でどうせ暇でしょ?なんなら俺らと一緒に今から遊びにいかない?」


「行きませんっ!!」


「気の強い子だね〜、そんなところもまた可愛いねー?」


「やばい超タイプかも!なんなら俺の女になる??ギャハハ」