【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








「零さん...どうかしましたか?」


『いや?お前家に弁当忘れてるぞ』


「えっ!?」



零さんに言われてカバンを漁ると
いつもカバンに入ってるはずの水色のハンカチに包まれている弁当箱がない。




「...お昼なしけってーい...」


『届けてやろうか?』


「えっ!?ほんとですか!?」


『あぁ...流石に昼無しはキツイだろ?』




零さんってほんとなに?


イケメン?

いや神様?



どっちでもいいけどあの顔でこの性格とか絶対モテる。




「それじゃあお願いしてもいいですか?」


『あぁ。すぐ着くから校門の前で待ってろ』


「了解しました!それじゃあよろしくお願いしますね!」




私が言葉を返した瞬間、すぐにツーツーと通話終了の音が鳴る。





好きな人が私の弁当を学校に届けに来てくれるとか

もう、弁当忘れた夫に妻が会社まで持ってくるっていう
少女漫画でよくある光景すぎて萌えだよね〜!




っと...

キュンキュンしてヨダレ垂らしてる場合じゃない。



急いで校門行かなきゃ!