きっと洗い物してた時に付いちゃったんだ!!
言い訳する暇もなく、恥ずかしくて取ろうと適当に顔を触っていると零さんの手が私の口元に触れて
「ほら、取れたぞ?」
口角をあげながら、ご飯粒を見せてくるから...私の心臓はドキドキと脈打った。
「...零さんほんとズルイです...」
「はあ?」
「ばかばかっ!!乙女心分からないくせにこんな時だけー!!」
「...何言ってんだお前」
頭にハテナマークを浮かべている零さんがバイクに乗って私もそれを真似する様に後ろに乗り、渡されたヘルメットを被った。
「朝日、しっかり掴まってねーと落とすぞ?」
「えっ、なんでですか?」
「学校何時からだ?」
「...8時40分までには登校しないと駄目なんですけど、それがなにかあるんですか?」
「携帯見てみろ」
「?」
零さんに言われて、カバンからスマホを取り出して電源をつけた時
8時30分という時刻に目が点になる。


