そう、自分から関わってしまった私が悪いんだ。
零さんが生きてる世界が、こういう世界とは知らずに零さんに関わってたとしても
それで零さんを責めるのはまた違うような気がする。
だって無理矢理関わろうとしてるのは私の方だから。
恐怖心の方が強いなら
マッサー達に止められてる時に、追いかけるのやめてると思うし
それに...
「零さん!やっぱり色々考えてみたんですけど...
どこをどう考えても零さんのせいじゃないんで!」
「...」
「逆に私がここに来なければ、鬼口って人に零さんがあんな事言われずに済んだし...私の方が巻き込んじゃってますよね...すみません」
「...」
「だから、私の事は気にしないでくださいねっ!
これでも用心深い方なんで...多分家にいれば拉致られる心配もないと思いますし!!」
アハハと精一杯笑ってみせる自分が痛い奴みたいで。
零さんに迷惑かけちゃったから...
それで嫌われちゃうのも嫌だし、なんとか私は私で自分を守ろうと思った。
怖いけど、零さんに無駄な負担は掛けたくない。
やっぱり私みたいな奴が、人の世界に勝手に足を踏み入れちゃダメなんだ。
イスから立ち上がって再度フードを深く被り、店から出ていこうとした時


