【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







怪しまれないようにイスへと座る。



マッサーめ...
零さんいないじゃん嘘つき!!



こんな所、一度入っちゃったらなにか頼まないと
出るに出られないよ〜!!




もう何頼めばいいか分かんないし

ていうかほとんどお酒だし
メニュー表の文字が英語だらけでカッコよすぎてなにがなんだかだよほんと...!




うぅ...と泣いてはメニュー表をペコペコと子供みたいにへこましてた時




「何にいたしましょうか?」



紳士的な店員さんの笑顔も、今じゃすっごく悪魔に見える。



呼んでもいないのに注文受け付けないでほしい!


ていうか注文する気ないんだけど、どうすればいいんだろう...




「えっ...と、えーと」


「BARは初めてですか?」


「あっ...はい」


「そうなんですか...」




ジロジロ見られては、俯く。



キュッキュッと店員さんが手に持ってるグラスをグラス拭きで拭いては気まずい状況に。