バイクに酔って、しばらく動きたくないけど
仕方なくバイクから降りてヘルメットを返した。
「マッサーここまで本当にありがとうね!」
「いやいや!別にいいぜこのぐらい。またどっかで会ったら声かけろよ?俺らは今日からダチだ!!」
「...うんっ!」
男くさいマッサーが、手をグーの形にして私の方へと差し出すから
私も手をグーの形にして、コツンと合わせた。
「それじゃあ俺はダチの家にバイク返しに行くから!じゃあな!!気をつけろよ」
「うんっ!!またねマッサー」
「おう!」
マッサーがバイクを飛ばしては私の目の前から消えていく。
人は見かけによらないってこうゆう事なんだなー。
今まで関わってこなかったタイプの人と関わると
なんだか自分が新しく生まれ変わった様な気がしてくる。
よし...それじゃあ入りますか!!
落ち着いている大人の雰囲気を醸し出してるBARの入口で
勇気を振り絞ってはドアを開けて中へと入った。
...ここのどこかに零さんがいる。
入ったBARは、やっぱり子供の私には別世界の空間で
未成年だとバレないようフードを深く被った。


