「...それじゃあ嬢ちゃんなんて呼べねーじゃねーか!!」
「知らないよそんな事!そんな事より早く零さんの所連れてって!!」
「この野郎。同い年と分かった瞬間に生意気になりやがって」
だってマッサー、最初見た時怖かったから苦手なタイプだと思ってたけど結構話しやすいんだもん。
マッサーが友達から借りたバイクに乗ってはエンジンをかけると、私も後ろに乗る。
ヴォォン!!とうるさい音が、私を悪い子にさせたみたいだ。
だってこんな夜に、男の人とバイク2人乗りするなんて。
零さんに会ってから、どんどん私の普段歩いてる人生とは違う方向へと進んでいってる気がする。
でもそれでこんな退屈な世界から抜け出せられるなら
私はたとえ、この先一生零さんに会えなかったとしても
彼を追いかけると思うの。
「おっしゃー朝日!しっかりつかまってろよ!!」
「マッサー、私バイク乗るの初めてだから運転荒くしないでね?」
「そこらへんは任せろ!安全第一だ!!いくぞー!!」


