【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。






なっ...なぜそれを!!


金髪さんに図星をつかれて、顔を赤く染めるという分かりやすい反応をしてしまったせいで
その顔を隠すようにフードを慌てて被った。




そんな私を見て金髪さんが笑う。



「嬢ちゃん...零さんに会うななんて言って悪かったな」


「へっ...?」


「嬢ちゃんなら、零さんの苦しんでる心...解放してくれそうだ」


「えっ?」




意味深な事を言った金髪さんが、仲間のポケットに勝手に手を突っ込み、そのポケットから鍵を取り出した。



「おいお前ら!俺は嬢ちゃんをバイクでNOISEまで送る!
だからお前らは先に帰っててくれ」



「えっ...でもお前それ俺のバイク...」



「後でちゃんと返すから大丈夫だ。BARの前まで送るだけだから中には入らねーよ。流石にこの時間に女の子1人で歩かせるわけには行かねーしな」



「...お前ってほんと自分勝手だよな」



勝手にバイクの鍵を取られて
納得いかなさそうな金髪さんの仲間を金髪さんは気にもとめず
私の背中を軽く手で押して歩かせた。




「バイクが置いてある駐車場まで少し歩くけど、それでもいいなら送ってやるよ!」



「すみませんありがとうございます!!」