そんな当たるはずもない勘を頼りに、適当に歩いていると
「ギャハハ!!」と下品な笑い声を夜空へと飛ばして笑う、いかにも悪そうな男3人が目の前に。
...うわっ、嫌だなああゆう人達...
嫌いっていうか、すっごく苦手...
絡まれませんように...。
祈りながら少し離れて横を通ると
「そういえば、さっき零さん見たぜー!!
相変わらずカッケェーよなあの人!!」
「あっ俺も見た!!あんま姿見せねーから、見れるとレアな感じがするよなー」
「はあ!?お前ら2人とも零さん見たのかよ!!くそ羨ましいぜ!!」
"零"と呼ぶ名前に、思わずピタリと足を止める。
...零さんって、あの零さん?