【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








「〜〜!!零さん!!」


「取り消せ」


「へっ?」


「さっき俺のこと『嫌い』って騒いでただろ?
あれ取り消せ」



その場任せに言った言葉が
零さんの気持ちに、深く跡をつけていたなんて...。



でも、私の言葉一つで、零さんの感情がコロコロ変わることが嬉しいんだなんて...。


言ったら多分怒られるから黙っておいた。



「ねぇ零さん」


「あ?」



「大好き...すき、もう誰よりもすき...死んでもすき」


「...っ!」




背伸びして、今度は私からキスしようとしたけど

あともう少しで届かない私を見た零さんが屈んでくれてキスがしやすい体制に。




ふと、服の隙間から見える零さんのダリアのタトゥーは月明かりに照らされて
いつもより、何倍も綺麗だった。