【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







酔っていて、力の加減なんか出来ない。


マッサーが「誰か...助けてくれぇ...」と、まるで海で溺れた亡霊が助けを求めるみたいに意識を朦朧(もうろう)とさせた


その時



ーーーーグイッと誰かに引っ張られて、私の手がマッサーの胸ぐらから離れる。




「お前...勝を殺す気か?」


「ぜっ零!?」


後ろを振り向けば立ってる零。


なぜか不機嫌だ。




「ふ...ふん!零が私の事放っておくから悪いくせに...」


「お前...酒飲んだな?」


「飲んでないもん!」



「嘘つくな」と、零が酒の方を指さすから
少し頬を膨らませた。




「それジュースらもん...朝日知らないもん...」


「『もんもん』うるせーな。
飲んだなら飲んだって素直に言え」


「やだ!!」


「言え」


「やだ!!」