酔っていて、力の加減なんか出来ない。
マッサーが「誰か...助けてくれぇ...」と、まるで海で溺れた亡霊が助けを求めるみたいに意識を朦朧(もうろう)とさせた
その時
ーーーーグイッと誰かに引っ張られて、私の手がマッサーの胸ぐらから離れる。
「お前...勝を殺す気か?」
「ぜっ零!?」
後ろを振り向けば立ってる零。
なぜか不機嫌だ。
「ふ...ふん!零が私の事放っておくから悪いくせに...」
「お前...酒飲んだな?」
「飲んでないもん!」
「嘘つくな」と、零が酒の方を指さすから
少し頬を膨らませた。
「それジュースらもん...朝日知らないもん...」
「『もんもん』うるせーな。
飲んだなら飲んだって素直に言え」
「やだ!!」
「言え」
「やだ!!」


