【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。






入ると同時に聞こえてくる音楽と、人の話声。



うわぁ...こんなに大勢の人が来てるんだ


いつもは大人っぽいBarが、クリスマスらしく可愛く飾り付けされてあるから、なんだか違う場所みたい。



「あっ、零君と朝日ちゃんやっと来た」


「あっ神崎さん...」


「んっ?どうしたの朝日ちゃん、そんな怒った顔で俺を見て」


ニコッと崩すことのない笑顔で話しかけてきた神崎さん。


怒ってる?

そんなの当たり前だよ!



だって私

神崎さんの空気の読めなささに、怒ってるんですから!!


本当は零さんと今頃二人でクリスマスイブ...楽しんでたのに〜!!



「ふふっ、なんかよく分からないけど今日は楽しんでいってね?」


「...はい」


「零君も」


「あぁ」