今になって、あの紳士的な笑顔が憎い。
テーブルに置いたカップを、手に取ってまたココアを口に含んだ。
甘い...
けど、ショックで震える手のせいで、上手く飲めないココアを床にこぼしていた。
「おい朝日、こぼしてるぞ...って...お前なに泣きそうになってるんだ?」
「...もう零さんなんか知らないバカァ!!!」
「はあ?」
二人で過ごせないクリスマスイブに、ショックを受けてるのに
それを零さんは分かっていない。
分かっていない、どころか
「25にケーキでも買ってやるから、泣くなよ?な?」
と、そういう意味で怒ってるんじゃないのに
人を子供みたいに扱って!!!!


