【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







私から零さんにプレゼントしてあげたいのに


自分で買われたら...全然意味ないよ。




寒いせいで、道行くカップルが密着しながら歩き出す光景に
マッサーと気まずさを感じながら二人で歩く。




カップルに間違われたら嫌だな...なんて、失礼な事を思ってしまう私。


多分マッサーも同じ事考えてると思う...


だってさっきから、チラチラカップルの方見て、気まずそうにしてるんだもん。



「うーん、あっそうだ!」



なにかいい物を思いついたのか、マッサーが得意げな顔で人差し指を立てた。




「なになに!?」


「"朝日"自身をあげればいいんじゃねーか?」


「...えっ?」


「ほら良くあるだろ?!頭にリボン付けて、『プレゼントは私でーす!』ってやつ!
男なら彼女にされて嬉しくないわけないし、それに零さんだって絶対喜ぶ...ってあれ?」