いっ...慰謝料って...



確かに考え事してて、ぶつかった私が悪いけど


さすがに怪我してるわけでもないのに

慰謝料は無茶苦茶すぎるんじゃないかな...?



「あっ...あのお金ないです...」


「はぁー!?じゃあどうするんだよ〜?
お前がぶつかってきたところ痛てぇよ!!」


「あっ兄貴大丈夫すか〜!?」



私並みに大根役者の2人が、ぶつけた所を擦りながら痛がるフリをするけど

通行人も助けるどころかクスクスと笑ってる。



めんどくさい人達に関わってしまったと...泣きそうになっていると



いきなり肩を組まれた。


「ちょっ、なにしてるんですかっ!」


「金がないなら、体で払ってもらおうか?」


「そうそう!姉ちゃん顔はそこそこ可愛いし?
どうせ暇だろ?俺らといい事しようぜ〜?」


「やっ...やめてください!!」