【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







「...お泊まりの時、朝日ちゃんがアイス買いに行ってた時あったでしょ?その時零さんが仕事の人と電話してて、それで色々話の内容盗み聞きしてたの」


「...うん?」


「そしたら聞いてるうちに、どこで働いてるか分かっちゃって、そのままスマホで仕事場の名前...『NOISE・BAR』で検索したら引っかかったから、マップ見ながら零さんに昨日会いに行ったの」



...花ちゃんの行動力恐るべし。



「でっ、色仕掛けで誘惑してみてもダメだった。
だから単刀直入に「朝日ちゃんと別れて」って言ったら...」



急に顔色を変える花ちゃんに、ごくりとツバを飲んだ。


なにか怖いことがあったのか、急に怯え出すと同時に

ビッ!となぜか、零さんを指さす。



「女の私にこの人!胸ぐら掴んで『殺すぞ』って言ってきたんだよ!!?
私その場で泣いた挙句、大久君の事とか私が零さんに近づく理由とか...色々言わされて」


「...」


「それで今この状況。
零さんとホテル行った風に思わせたのは、昨日の零さんへの復讐かな?」