【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








でも、花ちゃんが直人のこと好きなら


「なんで...零さんの事好きって雰囲気...漂わせたの?」



私はそれがよく分からない。


だって、いちいち私に勘違いされるような事したら

相談相手の直人にまで勘違いされるのに。




ユラユラと揺れる気持ちが、花ちゃんにため息を吐かせた。




「...朝日ちゃんと零さんが別れれば...朝日ちゃんと大久君が付き合うかなって考えたの...」


「えっ...!?でも...花ちゃんは直人の事好きなんじゃっ...」


「好きだから、幸せになってほしいでしょ?
どうせ大久君は私の事、朝日ちゃんの友達ってだけの認識しかしてないだろうし...」



切なそうにため息を吐く花ちゃんの斜め前に
カチンコチンに固まって、顔を赤くさせる直人。



そりゃあ固まっても無理はない。


だって、急に告白...されてると言うより、色々ぶっちゃけられてるんだもん。