「朝日ちゃんが...」
「...」
「朝日ちゃんが悪いんだからっ!!」
掴んでいた手を勢いよく振り払われて、急だったせいでグラついて転びそうになる。
だけど、零さんが咄嗟に受け止めてくれた。
私が転びそうになるのなんかお構い無しに
その場面を見た花ちゃんが歯を食いしばる。
「...なんで朝日ちゃんばっかり、そうやっていつも誰かに助けてもらえるの?」
「...えっ?」
「私はいつも一人で問題を解決して、誰かに気を使って生きてきたのに...顔がイイってだけで女子からは嫌われて、男子からは"そういう"対象でしか見てもらえなくて...っ!」
「...」
「孤独だった?暗くなって周りに人がいなくなった?
そんなの朝日ちゃんだけじゃないのに...!
いつまでも暗い顔で『私不幸ですよ』アピールしちゃってさ!正直ざまあみろって思ったよ私!!」
「...っ!」
「それに...ずっと一緒にいてくれた大久君の気持ちまで裏切って...他の男とイチャイチャと...!!」
「...」
「私はずっと大久君の事が...好きだったんだからね!!」


