【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








「あーうん、おう!
悪いけどよろしくな〜!じゃあ待ってるから」



話が終わったのか、耳からスマホを離すと。直人が私を見た。



「冴木、今からこっち来るって」


「えぇ!?
でも花ちゃん授業が...」


「それは俺らも一緒だろ?
大丈夫大丈夫!朝日と零さんの事は言ってないし...
とりあえず"大事な話がある"とだけは言っておいた」


「...」


「ばーか!何があったか知らねーけど、そんな落ち込むなって!!」



直人がバシバシと乱暴に背中を叩くから痛い...



落ち込むって言うより私はイラついているんだ。




だって花ちゃん...

私に謝るだけで、零さんに抱かれたこと否定しなかったもん。



それって嘘じゃん。


零さんはちゃんと、写真の事も否定して説明してくれたのに。


なんでわざわざ、抱かれたような謝り方で嘘つくの?



私にはそれが分からない...


やっぱり花ちゃん...零さんの事が...。