そう、こっちには証拠がある。
なのに、その証拠を見て笑う零さんはきっと
浮気がバレて頭がおかしくなったんだ。
でも確信があるのか、焦るどころか無表情は変わらない。
零さんが私の携帯を奪うとラブホの看板を指さす。
「ここ、ホテルの看板。
少し離れてるだろ?」
「...うん?それがどうしたんですか...」
「このホテル、NOISEの隣の隣にあるホテルだ」
「えっ!!??」
「俺とアイツが話してたのはNOISEの入口前であって、ホテルの入口前では話してねーよ。
ズームされてるから看板と俺らだけ写真にはいって、そう見えるだけだろ」
「...本当に?」
「あぁ、撮った奴の勘違いだな」
笑われて、持っているスマホを今にも落としてしまいそうだ。
でも
それじゃあ...なんで...
「なんで花ちゃんはNOISEに来てるんですか?」


