【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







「...なんだいきなり?チワワみてぇーな男だな?」


「誰がチワワだ!!」



キャンキャン!!と吠えるように直人が彼の言葉に乗るから
本当にチワワに見えてきたなんって言ったら怒るだろうか...。




「お前!!朝日とどういう関係なんだよ!!」



ビシッ!!と私の顔を指さす直人。



なっ、なんて事を質問するの直人ってば!!



"関係"なんて...私と彼にはある様でないのに...。



直人に質問されて、彼が私をチラッと見てまた直人に目線を戻した。



「どんな関係でもねー...けど、コイツには昨日助けてもらった」



「はあ!?助けてもらったってなにが...」



「この話はおしまいだガキ。危ねーからとっとと帰れ」



「ガキ!?俺のどこが...!」




この時、この人の言う通り早く帰っておけばよかったのに

ムキになる直人の横をスパッ!!とガラスの破片が飛んできて頬を切った。




「なっ!?直人大丈夫!?」


「...ってぇ...!んだよいきなり!」



簡単に皮膚が切れるほど、尖ったガラスの破片。

幸い傷が浅かったものの...



私と直人の少し前にいる彼の目の前には
さっき人の家にバイクで突っ込んでいた男2人組がいた。