【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







「零さんは...花ちゃんの事、好きで抱いたの?」




言葉を選びもせずに直球で聞く私に驚いて、直人が「ごほっ!」と咳をした。



零さんの口から、直接聞きたい。



どうしてあの夜

私に仕事に行くだなんて
嘘ついてまで、花ちゃんとホテルに行ったのか。




こんな人が通るような場所でする話の内容ではないけど

...今すぐ聞きたい。




「...お前の言ってる事の意味が分からねーな。
なんだ、好きで抱いたって。
俺があいつを?笑えねぇ冗談だ」



怒りを含んだその声は本物なのかどうか。


「でも...零さん抱いたんでしょ!?
花ちゃんのこと...!」


「なぜそう思う」


「だって写真...!」


「写真?」