【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







流石に空気を読む零さん。



離れると同時に不機嫌になった。




...だめだ


本人目の前にすると、どうしても言葉が詰まる。



なんて言えばいいの?


『浮気した?』って直球で聞く?


それとも『花ちゃんの事好きになった?』って
零さんの気持ちを思って聞くべき?


...でも花ちゃんの事好きなら


抱いたなら



...なんで今私の事抱きしめたの?



聞きたいのに聞けない


言いたいのに言えない



そんな私の曖昧な態度に、零さんがもっと不機嫌になった。



「おい」


「...」


「言いたいことがあるなら言え」


「...じゃあハッキリ言わせてもらいますけど」


「あ?」