【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







ずっと隣で、一緒に歩んでるつもりだった

隙間なく、本当にピッタリと。



なのにいつの間にか
直人の方が、こんなにも大人へと成長していたなんって...




少し寂しくて、立ち止まってる足が
フラついてしまいそうだ。




そんな私の肩を直人が掴む。



「...朝日、俺さ...」


「...」


「お前が幼なじみでほんと...」



肝心なところで、私の後ろへと目線を向ける直人は
驚くことなくピタリと言葉を止めると同時に
私の肩から手を離す。



ザァ...と、少し冷たい空気と共に現れる。



後ろから急に、強く抱きしめられている

甘い体温で。




突然現れて私を抱きしめる人なんか...一人しかいない



誰だか分かってるけど、ゆっくり後ろを振り向くと
やっぱりそこには...