【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








「...あいつはなんて言ってたんだ?」


「えっ?」


「零さんに...浮気の事聞いたのかって」



言われてハッと気づく。



私...花ちゃんの方に気を取られて

零さんに聞いてない。



「...花ちゃんにしか...聞いてない」


「はぁ〜!そこ重要だろ?
だってあいつ、長年お前のこと好きだった俺なんかより、お前の事好きだもん」


「っ...!」



"お前のこと好きだもん"



零さんの気持ちを代弁してくれてる直人に、枯れることのない涙が、またでてきた。




「お前泣きすぎだって...」


「だってだってだって...!
私なんかよりずっと...直人の方が零さんの事信用してるんだもん...!
私彼女失格だよ!!」


「やめろよ気持ち悪い!信用なんかしてねーよあんな奴!
ただ...あいつのお前への気持ちは本物だって...見てて分かるんだ俺」


「...」


「多分俺がお前の事好きだったからかもなー!
今はもう、恋愛感情じゃなくて、一人の幼なじみとして好きだけど...」



「...なおと...」