【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








これ以上、花ちゃんを責めてもどうしようもない



私は、軽蔑の目で花ちゃんを見ると
静かに廊下を歩き出した。



いつまで経っても冷めない怒り。



花ちゃんが零さんと関わったせいで
知る必要もなかった、知りたくもなかった感情が私を蝕(むしば)む。




...零さん、花ちゃんを抱いたんだ。


あの綺麗な指で、花ちゃんの事...触ったんだ




想像しただけでも気持ち悪い。


女子トイレで吐こうと、足を動かせるけど
涙で視界がボヤけてうまく歩けない。




足がおぼつかない。

フラフラと、今にも倒れそうな私の腕を誰かが掴んだ。