【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







「ごめん...なさい...」



謝られた。


言い訳の一つもしないで、『ごめんなさい』って弱々しい声で。



「...最低...っ!」


「...」


「花ちゃんなんか最低だよっ...!」




ーーーーーーパンッ!



大きく響く、痛々しい音に

花ちゃんの頬を叩いた私の手も心も...零さんへの気持ちも全部が全部...痛い。




「...」



叩いたのに、全然スッキリしない。


叩いたのに、なにも言わない花ちゃん。



これ以上花ちゃんと一緒にいたら気が狂いそうになる




醜いのは私?



汚いのは花ちゃん?



もう、そんなのどっちでもいいから
一言くらい...言い訳してほしかった...