頭がくらくらする。
「...?おい朝日、大丈夫かよ!?」
「う...うん」
グラッと視界が一回転して危うく意識を手放すとこだったけど直人に支えられて、なんとか倒れずにすんだ。
「あっ...の」
「朝日?どうしたんだ?」
「違う...直人に言ってるんじゃないの!この人に...」
「...はあ?」
私の視線の先を直人も見る。
小さくなったタバコを、彼は手で握って火を消した。
「悪いな、何も言わずに出ていって」
「...」
「それより大丈夫なのか?身体は...」
彼が私に近づき、私に触れようとするから
ドキドキと胸が苦しすぎて目を瞑った瞬間
「おい、なに朝日に触ろうとしてんだよ!!」
直人がいつもの直人じゃないみたい。
可愛い顔で威嚇しながら、彼の手をパシッ!と払い除けた。


