【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。






申し訳なさそうに顔を下に向ける石塚さん。



石塚さんの優しさに胸が痛い



でも、そんな事より

昨日の夜、零さんは仕事だって出ていったくせに


こんな写真撮られて、それが一番私の胸を苦しめる。




「...石塚さんありがとう、言ってくれて」


「...加島さん...」


「知らなかったら私...花ちゃんと今日も普通に喋ってたかもしれないし...」


「...」


「私、今から花ちゃんに聞いてくるね?」


「...一人で大丈夫?」


「うん。
零さん...こんな事するような人じゃないし...それに花ちゃんだって...」



きっと、こんな写真

嘘だって


たまたまその場に居て、立ち止まってお喋りしてただけだって


そう、言ってくれるはず...はずなんだ。