【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







話しかけられてるのに、反応できない。



トイレでは、私と石塚さん2人。


沈黙が、圧力をかけてくるかのように
うるさいほど、鳴りっぱなしの心臓の痛みが増す。




「...加島さんごめん...見せた方がいいかなって思って...」


「...」


「たまたま昨日の夜、お姉ちゃんと外食してたら見ちゃって...それで、どっかで見た事ある男の人と冴木さんが歩いてたから...」


「...」


「何回も写真見て、ようやく思い出したの。
この人って文化祭の時、加島さんと腕組んで歩いて人だ!って...」



「...」


「本当は見せない方がいいかもしれないって、思ったんだけど...今日冴木さん、平気な顔して学校来てたからさ...許せなくて...」