「...えっ?」
思わず声が漏れるほど、心臓がドックン...と静かに、そして大きく鳴り出した。
なんで目の前にいるのか不思議でしょうがない。
「...お前...」
「あっ...」
タバコをふかせながら、前から歩いてきた全身黒づくめの男に身体中が昨日の事を思い出しては、欲しがるように彼を見る。
幻覚だと一瞬疑った...
だって、昨日今日でまた会えるなんって思わなかったから...
私の目には彼しかハッキリ映らない。
疑うように見つめたその視線の先には
そう、昨日助けた彼...私が初めて好きになった人
ーーーーー私の初めてを捧げた人


