【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







「零さん...これ」


「あ?」


「花ちゃんが...零さんにって...」


「...」



嫌そうな目でチョコレートを見る零さん。



別に私だって好きで渡してるわけじゃないもん。



「...なんで俺に渡すんだ?こんなもん」


「お泊まりの時、間違えて寝室に花ちゃんが寝ちゃったでしょ?そのお詫びらしいよ」



「...そうか」



ため息を吐いて受け取る零さん。


なんで貰った側なのに、嫌そうにしてるんだろう...?


不思議に思って聞いてみた。



「なんで零さんが嫌そうにするんですか?」


「...当たり前だろ」


「なんで...?」


「なんでって、お前よく考えてみろ。
彼女から他の女の作った物貰って嬉しいとでも思うか?」


「...」