【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







学校に着くと、直人の笑い声が教室中にバカみたいに響いていた。



「どわっははは!!!」


「...直人おはよー...なにか面白い事でもあったの?」


「おっ朝日おはよー!
いやぁー岡本の野郎がよー、冴木のヤツに告白したみたいでよ」



花ちゃんに!??


しかも岡本君って、女子に一番人気のイケメン君じゃん!!



花ちゃんすごすぎ...


「へぇー!それでそれのなにが面白いの?」


「いや、岡本が告白する前に『冴木さんの好きなタイプってどんな人』って聞いたらしくて

それを冴木が『...私を守ってくれるカッコイイ人』って答えたから、岡本は俺じゃん!っと自信持って告白したらしいんだけど...」


「うんうん」



「『じゃあ俺と付き合ってください!』って自信満々に言ったら
『えっ?どこに付き合えばいいの?』って返されたらしくてよー!
マジあのイケメンの岡本がたじたじになってやんのー!!ぶっ!!あははは!!」



バンバン!と机を叩きながら笑う直人の話を聞いて
イケメンが痛い目にあった事を愉快そうに笑う男子達。



岡本君...可哀想に
想いが伝わらなかったんだね...




「冴木の奴すっげー天然なんだな?
つーかあれがもう売りだとは思うけどよ...って、朝日どうした?」



「えっ!?...いやなんでもない...」