全然笑えない
だって笑い事じゃないから。
だけど、本当になにも覚えていないのか
彼女の頭の上には、はてなマークがいっぱいだ。
だから仕方なく...
今回の事は見なかったことにした。
「...はぁ...」
「うぅ...朝日ちゃんごめんね?
私本当になにも...」
「分かってるから、言わなくていいよ」
「...うん」
「それより朝ご飯食べよっか?」
「うん...」
寝室から出る。
数秒経って、零さんもリビングに顔を出すけど
なんだか気まずそうだ。
でも零さんはいつも通り寝ていただけなんだから
悪くないんだよね...
だから責められないけど。
本当は、嫉妬で今にもイライラが爆発しちゃいそうだけど
さっき許すって決めたんだから
ここはグッと堪えて朝食を作った。


