【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。






全然笑えない


だって笑い事じゃないから。




だけど、本当になにも覚えていないのか
彼女の頭の上には、はてなマークがいっぱいだ。



だから仕方なく...
今回の事は見なかったことにした。



「...はぁ...」


「うぅ...朝日ちゃんごめんね?
私本当になにも...」


「分かってるから、言わなくていいよ」


「...うん」


「それより朝ご飯食べよっか?」


「うん...」




寝室から出る。


数秒経って、零さんもリビングに顔を出すけど
なんだか気まずそうだ。



でも零さんはいつも通り寝ていただけなんだから
悪くないんだよね...

だから責められないけど。



本当は、嫉妬で今にもイライラが爆発しちゃいそうだけど


さっき許すって決めたんだから
ここはグッと堪えて朝食を作った。