躓(つまず)く彼女はまるでシンデレラ。
そのシンデレラがガラスの靴が外れてしまった事で
階段から落ちるけど
やっぱ王子様は助けちゃうみたい。
零さんが躓いた花ちゃんを、綺麗に受け止めた。
「...大丈夫か?」
「あっ、はい...すみません!」
カァ...っと顔を、いつにも増して赤く染める花ちゃんは
きっと受け止めてくれた零さんの体に密着して照れたからなんだろうけど。
その赤い頬が、今はすっごくイライラしてくる。
普段なら、いつもその場所、私の場所なのに
零さんの腕の中、私の...居場所なのに。
2人を見ていたら、お似合いすぎて
ポロッと涙が頬を濡らす。
「...っ!?」
それを見た零さんが目を見開いて、すぐに花ちゃんから離れた。


