【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







これがヤキモチだってこと

自分でも自覚してる。



自覚してるからこそ...
なんで2人っきりにしちゃったんだろうって、今更後悔しても遅い事くらい分かってる。




「朝日どうした?」



しかも、こんな時に限って
いつも優しい零さんの声が、もっと優しく聞こえてくるから辛いよバカ




「...なんでも...ないです」



ぷいっと、そっぽ向く。



花ちゃんの傷を優しく手当したその手で触られたくない


今は零さんに触られたくないの。




シーンと、私のせいで空気がおかしくなる。


自分でこんな空気にしておいて、不機嫌な態度をとるから
零さんも花ちゃんも呆れてるに違いない。



また少し、胸のあたりが気持ち悪くなって手を当てると
そんな私を心配そうに見つめる花ちゃんが
私に近づいては



ーーーーーーーガッ!!



「きゃっ...!」