【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







「...結構うまいな、コーヒー入れるの」


「えへへ、いつもお母さんに入れてあげてるので!」


「そうか」



得意気な花ちゃんに、優しく答える零さん。



なんだろう...胸が...痛い。



今までこんな痛み味わった事なんかないのに...
それに心の奥に、なんだか黒い感情が芽生え始めてきてるような...。




気のせいだと思いたいのに

気のせいだと思えない。




だってこんなにも...



「でね、朝日ちゃん!
さっき私ドジっちゃってね...コーヒーこぼしちゃったの...そしたらヤケドしちゃって」


「...えっ?大丈夫??」


「うん!すぐに零さんが手当してくれたから!」



花ちゃんの指先に、器用に貼られてる絆創膏。




2人が近い距離で接していたなんて
想像しただけでも...泣いてしまいそうだ。