ケラケラと、イチゴ味のアイスを食べる零さんを想像して笑う直人は結構失礼な奴だ。



零さんならイチゴ味だろうとなんだろうと
似合ってるし、なんでもカッコよく食べるもん!



「違うよ!これは零さんのじゃなくて花ちゃんの!!」


「はあ!?冴木!!??」


「うん!!」




急にキョロキョロコンビニ内を見渡す直人。


「冴木...いないじゃん」


「えへへ!実はね、ちょっと面白い事になってて!!
花ちゃんと零さん2人っきりにしてきた!!」



「はあ!?????」




コンビニで流れている音楽の音に負けないくらい
直人の声がうるさく目立つから、一緒にいる私が恥ずかしい。




「直人声でかいよ!!」


「お前本当にバカすぎだろ!?
いや大バカだ!!」


「えっ!?」


「さっさと帰れ!」


「えっ?なんで?」



全然直人の言ってる事の意味がわからない。




はてなマークが頭の上でいっぱい飛んでる私に、直人が大きなため息を吐いた。