「はぁ...」
「...んだよ、そんなに俺と恋人に見られるの嫌かよ...」
「えっ?」
「店員さん!こんなブスと恋人なわけありませんからカップル割引きとかいらないでーす!」
「ちょっ!?」
ブスってひどすぎないかな!?
確かにブスかもしれないけど!
なぜか拗ねる直人に、店員さんが「青春ね...」と
察したような口調で言うから
選んだクレープを渡されても意味がわからなかった。
「あっそうだあなた達、最近ここで暴走族が暴れてるらしいから、気をつけて帰るのよ?」
「...暴走族?」
店員さんに言われて、クレープを食べながら首を傾げた。
暴走族って言っても、ブンブンってバイクの音鳴らせて
道路で警察煽ってるだけの人達でしょ...?
「一般人に被害なんかあるんですか...?」
「それがねー、普段は誰にでも被害を与える様な族じゃないらしいんだけど...仲間集めに必死らしくて、使えそうな人材、片っ端からスカウトしてるとか」
「...それが何か関係あるんですか?」
「うーん難しい話なんだけど、族って大きくなっていくにつれて、争い事が多くなっていくから、最近暴力的になってきてるのよ」
...なにそれ怖すぎ。


