何も考えずに花ちゃんを泊まらせようとした私は
なにか一つ、大事な事を思い出した。



お茶で一息ついている花ちゃんの横顔を見る。



「は...花ちゃん」


「ん?どうしたの朝日ちゃん」


「あの...実はスーパーで私と一緒にいた人覚えてる?」


「あっ!朝日ちゃんの彼氏...確か零さん?だっけ?」


「そう!...実は私...零さんと一緒に暮らしてるの...」


「えっ...えっ...ええええええええええええええ!?」




突然の爆弾発言に、花ちゃんの大きな声が家中に響き渡る。



今まで友達として長い間付き合ってきたけど
こんな大きな声をだす花ちゃん、初めて見た



ていうか耳痛い...。




「なっ...なんでそんな大事な事早く言わないの!?
私邪魔だしやっぱり帰るよ!!」



「いやいや!!大丈夫だよ帰らなくて!
泊まってて最初に言ったの私だし...」


「でも...」