【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。





「えへへ...」


「...」


「あれ...?零さ...って、わあ!!」



ドサッ!!と何故か勢いよく倒される。



手に


鎖骨に


首に


色んな場所にキスしてくる零さんに
恥ずかしくなって目がぐるぐると回り始める。




「零さん!なにしてるんですかっ!!」


「なにって、キスだろ」


「そういう事聞いてるんじゃなくて!」




零さんの胸板を押しても、キスはやめてくれない。

それどころか


「煽ったお前が悪い」


と、ニヤリといつもより悪い顔して笑う彼は本物の悪魔だ。



「あぁー!!零さんのバカぁー!!」


「ベッドな」


「意味わかんない!!下ろしてー!!」



お姫様抱っこされて、向かわれる寝室に
涙目で零さんを叩くけど、そんなの彼には通用しない。




この日一晩中抱かれては、恥ずかしさで色々となにかを失ったような気がした。