長年の想いをハッキリと言えた直人の顔は、いつもよりスッキリしていた。




最近気まずかったせいか
今、前みたいに普通に喋れてることが懐かしく感じて、正直時間のことなんか忘れていた。




そして、ガラリと誰かに開かれるドア。


そのドアを開けたのは...もちろん



「あっ零さん!!」


「...帰るぞ朝日」


「あっ、はい!
直人色々ほんとありがとう」


「おうおう!もういいよ。
俺はこれからお前の事を忘れるために他の女にも目を向ける!」


「ぷっ...なにそれ!」


「笑うなよ!俺はいつだって真剣だ!
それと、あんた...零さんとか言ったな」


「...なんだ」


「朝日の事幸せにしないと、ぶっ飛ばすからな!」


「...」