【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








歩いていると、赤色の信号が私達が横断歩道の前に来た瞬間にちょうど青色に変わるから
ラッキーだなーとそのまま足を動かしながらさっさと着いたゲーム屋さん。



中に入ると直人のテンションが上がって、その大きな瞳を輝かせるから
「そこまで欲しかったんだ...」と隣で苦笑いしてしまった。






「あー!!やべぇ欲しいのはこれなのに、なんか他のカセット見ると他の買いたくなるんだよなー!!」



「二つとも買えばいいのに??バイトやってるんでしょ?」



「ゲームに金使うと母さんに怒られるんだよなー」




そりゃあそうだよ!


せっかくお金稼いでるのに、ゲームでなくなるなんって...
どうせすぐ飽きちゃう物なんだし...



「うーん...やっぱ最初に決めてたやつにしようかなー」


「...」


「でもこっちもなかなか面白そうだなー」



カセットを何個か手に取って見る直人は本当に楽しそうで



あの人も...ゲームとかやるのかな?


想像で直人をあの人に置き換えてみて考えたら
似合わなさすぎて、「あはっ」と笑い声が漏れちゃった。