【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。







うっ、なんて気まずいんだろう。


特に話すこともないんだから
早くどっかに行ってほしい。



「そっ...それじゃあ直人、私零さん探しに行くね!」


「待てよ」


「えっ」



早くこの場から離れたくて動かした足も
呼び止められて、またピタリと一時停止。




「朝日、俺が昨日言った言葉ちゃんと覚えてるだろ?」


「...そっ...そりゃあー」


「昨日宣戦布告した通り、絶対好きにってもらえるように...」


「ちょっ!!直人声でかい!」



いきなり何を言い出すかと思えば
こんな人が多いところで昨日の話はやめてほしい。


直人の口を手で塞いで、焦りながら連れてきた場所は昨日の空き教室。