【完】月明かりの下、君に溺れ恋に落ちた。








『リア充退散!』と怨念を込めてくるオバケにビビりながらも
進んだ先に明かりが見えて、やっと出てこれたと感涙する。




「ぜぇ...ぜぇ...すっごく怖かった...
もう当分オバケなんか見たくない...」


「変装しただけの、ただの人間だけどな」


「もう!うるさいですよ!」


人が本気で怖がってるのに
ほんっと余計な事ばっか言ってきて...。


今日の零さんはちょっぴり意地悪だ。




「次どこに...」と、気を取り直して顔を上げた瞬間



「ねぇねぇお兄さーん、私と回らない?」



甘い声と甘い香水の匂いで、私が見ていない隙に
いつの間にか零さんを囲っていた3人の女の人。




「...」


「ねぇ黙ってないで〜なんとか言ってよ〜」


「やだぁー近くで見ると、ほんといい男〜」


「お兄さんみたいな彼氏がいたら、最高だろうな〜」